<高効率発電システムの概要>

通常起電力は、発電機の回転数に比例します。発電機が回転していても電気を使用しなければ電流は流れません。
一方、電気を使用すれば発電機の回転を止める方向に負荷がかかるため、装置の実用化が妨げられていましたが、
この度、発電負荷の改善や駆動モーターの出力アップおよび制御回路の開発により、これまで不可能とれさてきました高効率発電システムを実現する事が出来ました。

<特徴>

1)発電機に対して駆動モーターを同一軸上の中心に構成することにより、構造上の負荷を軽減することができます。
2)発電側のモーターと充電側のモーター(更に複数のモーターの取り付けが可能)は、アウターローター側モーター方式の為、慣性モーメントが働くことにより回転力がアップします。
3)負荷側および充電側の位相を制御することにより大幅(約90%ほど)に磁力抵抗を除くことが可能になり、駆動モーターの負荷を削減できます。
4)モータコアーの巻き線に、当社独自の技術を採用しております。
5)長期安定稼働が可能です。(稼働寿命=バッテリー寿命6~10年)

<計算例>

発電時(負荷に電力を供給している時間)の電流、電圧、電力が計算できます。
その一例として、電流が30A、発電電圧が48Vの場合の入力電力Pin及び出力電力Poutは以下のように計算されます。

  Pout = 40V × 30A = 1,440W

発電効率を90%とすれば
  Pin = 1,440W ÷ 0.9 = 1,600W

Pinから駆動モーターが1,600Wの電力を消費することがわかります。
上記の1)~3)項を満たさない場合には、駆動モーターの消費電力はその2.5倍以上となります。
更に、負荷用ならびに充電用発電機をそれぞれ複数個で構成することにより、個々の発電機の出力電流を削減でき、熱対策もできるようになりました。